story24.時代を越えてレガシーとして残していくこと

この前、15回目となるカレンダー原画展が、無事、盛況にて終了しました。ご参加いただいた皆さま、協働いただいた作家さんなど、関係者の方々のお力添えに、深く感謝申し上げます。2003年、古い木造の母屋に、新しいアトリエを併設して本格的に水彩教室を開講し、それから1年1年、歴史を積み重ねていくことで、このカレンダー原画展も年々進化しているような気がしています。

母屋の方は建てられてから95年が経過しており、大正の時代から、昭和、平成と経て、来年新しい時代に突入しようとしています。4つの時代を経てきた母屋も、その時々の家族構成や生活様式などに応じて、刻々と変化しています。このように、歴史が積み上がっていく中で、古い記憶を後世にレガシー(遺産)として残すことが大切であると感じます。2年前に父親が他界して以来、昔の敷地や家屋の状況を確認する局面が多くなっています。敷地については、古いが故に登記などが未整理なままになっている部分が多く、親が出来きれなかったややこしいことを1つ1つクリアにしているところです。その際、古い測量図や航空写真、権利関係の書面などが非常に大事になっています。また家屋については、その歴史的価値を再評価する上で、昔の各部屋の使い方やディテールの工夫などの歴史を紐解いていくことが必要となり、その際、昔の写真や手紙、日記、青焼きの図面なども非常に大切になってきます。今を生きている我々も、今の家の姿や活動内容を後世へのレガシーとして伝えていけるよう、いろいろな形で足跡を残していかなくてはと考えています。

本稿が、今年最後のstoryになります。今年の元旦から始めて、毎月2回のペースで本日24回目の投稿になりますが、これも現在どのように家を利用しているか、物心ついた50年ほど前からどのように変遷しているか、記憶の限りを文章に残し、多くの方に知っていただくことが、後々にもきっと役立つと信じて書き溜めています。拙文で恐縮なのですが、来年ももう少し継続して、過去、現在、未来に向けた変化や進化のstoryを記していこうと思います。来年も引き続きよろしくお願いします。 青焼き図面

Katsuji