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まもなく築100年、和洋折衷の古民家

私たちが住んでいる家は、大正末期に建てられた、まもなく築100年になろうとしている古民家です。

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私はこの家で生まれ育ちましたが、子供の頃、周りの多くの友達が新興住宅や社宅、新築のマンションなどに住んでいる中、自分は一風変わった古い木造住宅に住んでいることが、ものすごく不思議な感覚であったことを覚えています。このように、子供の頃は、愛着心というより何となくの特別感の方が勝っていたのですが、大人になり、再度子育て期に住み始めてからは、木のぬくもりや落ち着き、工法や素材の知恵や工夫、いろんな生き物に囲まれて季節感を味わえる環境など、多くの良さや価値を見出すようになってきました。もちろん、冬の寒さや夏の虫の多さなど、大変な部分が多いのも事実ですが、良い面、悪い面、全てを含め、今は味わい深いと感じています。

この家は、大正末期に竹中工務店の建築家である藤井厚二氏が設計した家だそうです。藤井厚二氏は、昨年、国の重要文化財に登録された聴竹居をはじめ、和洋折衷、環境共生型の多くの木造モダニズム建築を設計された方です。もしかするとある意味、この家は貴重な文化資源と言えるかもしれません。ただやはり、100年という年月が家のあちこちを老朽化させ、いろいろな傷みが出てきています。このまま何もせず放っていたら、いずれ少しずつ朽ちてゆくでしょう。そっと見守るのではなく、住みながら、使いながら長持ちさせていく、そのような感じが良いのかなと思っています。

パピエのイベントなどで多くの人がお越しになると、家が良い表情をして喜んでいると感じます。今後も、皆さんに愛され集まっていただけるような、そんな居心地の良い家に設え(しつらえ)ていければと思います。

水彩の森パピエへ、ようこそ

水彩の森パピエへ、ようこそ。

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はじめまして。あべまりえの夫の克治と申します。今年から、パピエとその周りの環境にまつわる様々なストーリーを、こちらで綴らせていただくことになりました。以後、よろしくお願い致します。

パピエは、北摂の住宅地にありながら豊かな緑に囲まれ、都会のオアシスとも言える癒しの空間です。築100年の古民家と、それに併設する白いアトリエからなり、小鳥の声と木漏れ日を感じながら、憩い、学び、創作、展示などができる集いの場にもなっています。

さて、私の祖父がこの土地を購入し、現在の家を建ててから、ほぼ100年が経とうとしています。私は幼少の頃からずっと、この古民家で暮らしており、結婚後しばらく家を離れる期間もありましたが、約15年前に二世帯住宅に改築後は、再びこの家で暮らしています。そんな愛着ある家への想い、現在進行形のパピエでの取組、そして将来に向けた未来予想図など、アトリエや家や庭に関することを、こちらで少しずつお話できたらと思っています。

これまで、「watercolour space Papier(水彩教室パピエ)」では、水彩教室や創作、展示を中心に活動して参りましたが、今年4月から、隣接する古民家や庭も含めて、活動スペースを広げていく予定です。今後は、それらのスペースをひっくるめて「(水彩の森)パピエ」と総称し、多様な彩(いろどり)ある空間として、水彩をはじめ様々な分野で、皆さまに心地よいひとときを過ごしていただけましたら幸いです。